JR東日本の新潟エリアで活躍する車両で、ハムエッグのような色の帯を巻いています。
乗務員室の背面仕切りです。
2両編成と4両編成があり、最大6両編成までの組み合わせに対応しています。
行先表示はフルカラーLEDを採用し、路線別色を用いた案内をしています。
■ 車内
車端部です。一般座席のある車端部は4両編成のみとなっています。
長距離輸送と新潟市近郊の混雑に対応するため、クロスシート区画とロングシート区画がはっきりと分かれた珍しい座席配置をしています。
2両編成の座席配置は以下の通りとなります。
[ 乗 | ■ ロング⑪ ■ クロス ■ ロング④ ] + [ トイレ/車いす ■ クロス ■ ロング⑪ ■ | 乗 ]
(凡例) 乗:乗務員室 ■:ドア +:連結部 ④,⑪:着席人数
4両編成の場合、乗務員室やトイレの数は異なりますが、クロスシート区画とロングシート区画については2両編成を2本連結した場合と同じ配置となります。
(乗務員室寄りはロングシート区画と思っておくと分かりやすいです。)
中央のドアからクロスシート区画を見ています。
今度は中央のドアからロングシート区画を見ています。
見る方向を変えるだけで同じ車両の中とは思えません。
クロスシート区画の座席を見ていきます。
座席配置としては東北のE721系と似た印象を受けますが、クロスシート背面の手すりやミニテーブルが省略されるなど完全に同じという訳ではありません。
クロスシートの造りそのものは首都圏などでも見かけるものです。
足元はE233系3000番台のクロスシートと比べ110mm拡大されました。
続いてロングシート区画の座席です。
首都圏の車両のようですが、3扉車ということで11人掛けとなっています。
積雪の多い地域を走るのでこの暖色系のモケットはいいと思います。
車端部です。一般座席のある車端部は4両編成のみとなっています。
E233系などと似た雰囲気ですが、車端部の広告枠が無い分すっきりと感じます。
4両編成の編成中央部(2号車と3号車の連結部寄り)は3人掛けロングシートとなります。
こちらは優先席のある車端部です。
車端部の優先席は2両編成・4両編成共に4人掛けとなっています。
モケットはJR東日本の優先席では標準的なもので、真ん中にスタンションポールを備えています。
こちらの座席は片持ち式とはなっていません。
画像は4両編成のものですが、2両編成の場合は運賃表と運賃箱を備えています。
■ お手洗い
ドア周辺です。左右で座席が異なることがよく分かります。
ドアは白い化粧板があり、似ているE721系よりワンランク上の雰囲気です。
ドアチャイムは鳴動回数が異なりますが首都圏の車両と同じ音が鳴ります。
ドアの上には広告専用のLCDと行先などを案内するLEDが千鳥配置で設けられています。
ボタンによる半自動扱いに対応しています。
お手洗いのドアは淡いピンク色です。
お手洗いの向かい側には車いすスペースがあります。
ドアロックはドアについている物理的なロックに加え、ボタンを押すことでも可能です。
■ 備考
この記事内の画像には2両編成のものと4両編成のものが混在しています。
基本的に設備は同じですが、一部異なる点もありますのでご了承ください。
■ 参考資料
総合車両製作所技報 第4号 「JR東日本 E129系 一般形直流電車」
座席配置などについてはこちらをご覧いただくと分かりやすいです。
● 関連ページ
■ 撮影日
2023.04.08





















