車内 / アストラムライン 6000系

黄色と黒が印象的なアストラムラインは広島市を走る新交通システムです。
本通~県庁前間は法的には地下鉄となっています。


■ 車内
モノトーンな車内に、つり革の黄色いアクセントが目立ちます。
平成初期らしい雰囲気ですが、ところどころにオリジナルのこだわりを感じる車内を見ていきましょう。

地下区間を有するため連結面には貫通扉が備わっています。
窓は大きくフリーストップ式のカーテンがありますが、カーテンは完全に下まで閉めることはできず、少し隙間が残ります。

乗務員室側です。運転席真後ろは大きな広告枠となっています。

乗務員室です。
最前列席に座ると乗務員さんとの距離感はかなり近い印象でした。

広告が無い左側の座席からは前面展望ができます。
ほぼ高架なので解放感のある景色を楽しめます。

座席です。一般席は灰色のモケットです。
この座席は鉄道車両らしからぬふわふわの座り心地で驚きでした。

優先席は青色のモケットで背もたれ部にはピクトグラムが入っています。

座席端部の処理が凝っています。
隅っこの三角部分も座席同様もちもちでした。

車いすスペースには折り畳み席が2席あり、スペースを必要とする方がいなければ座席として利用できます。
座席は勝手に収納されることはなく、開いた状態を保つタイプです。

ドアは1両に1か所のため、ドアは車内中央に位置します。
デザインに凝ったアストラムラインですが、この付近はよく見る雰囲気です。


車内LEDは貫通扉上部に設置されています。
アルファベットの太いフォントが独特です。

つり革はアストラムラインらしい色合いで珍しい形です。
黄色い部分をよく見るとドット模様が入っています。

広告枠の間にも黄色いドット模様が入っており、デザインへのこだわりを感じます。

このドット模様はアストラムラインの各所で見ることができるデザインで、車両内外や駅構内でも見ることができ、最新の7000系にも引き継がれています。
正式なマークは4x4の16個が並んだものとなります。


■ 撮影日
2023.02.09