トンネルの多さを逆手に取り、トンネルに入ると列車内の天井で映像を楽しめる「ゆめぞらⅡ」。
車内設備も青線の一般車両より豪華になっています。
乗務員室内にあったイベントシステムです。
映像は花火編や星座編など全部で5種類楽しめるようです。
■ 車内
もちろん半自動ドアに対応しています。
上映があるのは日曜日に限られるため、今回は見ることができませんでした。
車内全体です。
簡易的な仕切りながらデッキがあり、2ドアでクロスシートが並ぶ車内は一見すると特急車両のような印象を受けます。運用はセミクロスシートの一般車両と共通なので、運よく来たら乗り得です。
少し車内に入ってもう1枚。
座席は転換クロスシートのみの構成となっており、ロングシートはありません。
車いすスペースは車端部ではないので車いすの方も映像上映を楽しめます。
画像手前の四角い箱は存在感の薄いごみ箱です。(撮影時は気づかず…)
三角模様のカバーが印象的な転換クロスシートです。
一般車両がセミクロスシートなことを考えると、追加料金は不要ながらワンランク上の設備となっています。
窓割りが合っていない座席があるのが残念なところです。
1枚窓に横引きカーテンが備わっているのは少し高級感があります。
窓枠は広めですが、窓側にはさらにミニテーブルもあります。
この車両を最大の見どころ、天井です。
スクリーンとしても利用するため極力余計な凹凸を排除した美しい天井です。
照明は真っ白な天井を活かした間接照明で、空調のスリットも極細となっています。
ネジ穴(?)も白いシールで目隠しするなど徹底しています。
上映機材は片側に寄せて配置され、こちら側には網棚がありません。
反対側には網棚がありますので、網棚が片側にしかない面白い設備構成となっています。
ドア周辺です。ドアには一般車両では省略されている化粧板があります。
基本的に立ち止まることを想定していないのか、デッキ部分はドア幅程度しかありません。
もちろん半自動ドアに対応しています。
乗務員室です。乗務員さんのスペースは必要最低限な印象です。
後方展望の際は画像右側のスペースにも立ち入ることができました。
運賃表です。
JR上越線・北越急行ほくほく線・JR信越本線・えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインと3社4路線をカバーしています。
運転台です。
乗務員室内にあったイベントシステムです。
GPS情報に合わせて映像上映をコントロールしていると思われます。
最後に、ローカル線ですが車内にトイレの設備はありませんので注意が必要です。
■ 備考
映像上映は毎週日曜日のみ行われています。
対象列車は北越急行の公式HPより確認できます。
■ 撮影日
2023.04.09


















