■ 概要・エクステリア
七隈線の博多延伸開業に備えて従来の3000系のマイナーチェンジ版である3000A系が投入されました。車両形状は同じながら、車両の半分を占めるグリーンだった部分がスカイブルーになるなど、ホームで側面を見たときの印象はかなり異なります。
車内広告も延伸開業でジャックされていました。
こちらは先頭車の車内です。先頭車はドア横の座席が減らされ、詰め込み重視となっています。
3000系からつり革の向きが90度変わったので、比較するとつり革の主張が増しています。
こちらは中間車の車内です。
コストカットのためか、天井が飾り気のない殺風景なものになったのが残念です。
福岡市地下鉄では優先席前のつり革は茶色が標準でしたが、黄色になりました。
■ 座席
まずは中間車の一般座席です。座席間にもスタンションポールが設置されました。
座席の色が変わり雰囲気は大きく変わりましたが、硬めの座り心地に進化はありません。
ひじ掛け部分の角度がさらに急になり、あまり褒めるところのない座席です。
先頭車は5人掛けとなり、ドア横の空間が目立ちます。
先頭車の一般座席は5人掛けx4区画=20人と、かなり少ないです。
優先席は2種類設けられ、明るい緑色の座席は一般座席と同じ形状です。
中間車にのみ設定されている黄色の座席は「立ち座りしやすいシート」として形状が異なり、座面が少し高くなっています。
立ち座りしやすいようにか、スタンションポールは少し長めにせり出しています。
(福岡市地下鉄公式HP 「3000A系車両 運行開始します」内のPDFより引用)
■ 乗務員室
■ ドア
■ 車内LCD
こちらはおまけの博多延伸開業前の路線図です。
■ 車端部・フリースペース
車端部は木目調の部分が少し明るい色になりました。
車内LCDがドア上に移ったので、3000系に見慣れていると貫通扉上がすっきりと見えます。
3000A系では4両全てにフリースペースが設けられています。
低い方の手すりにはモケットが巻かれ、僅かながら立客への配慮が見られます。
貫通扉上には福岡市地下鉄初の防犯カメラがあります。
新車なのに後付けのような雰囲気丸出しの設置方法は少し残念です。
地下鉄らしくないオープンな乗務員室は3000A系にも引き継がれました。
バー1本の仕切りは心許なかったのか、仕切りは少しだけ立派…?になりました。
乗務員室後ろだけ防犯カメラの形状が異なります。
3000A系はデビュー以来最後部席の解放はまだ行われていませんが、運転台のカバーは備わっているので解放はできそうです。
先頭車のドアです。座席減の効果は大きく、ドア横の空間がかなり広く見えます。
床は3000系と同じ青いストライプ模様ですが、足元に黄色のラインがあります。
また、ドア横の手すりの形状が変更されています。
こちらは中間車のドアです。先頭車と比べるとスペースの違いが一目瞭然です。
3000系ではドア前のつり革はありませんでしたが、3000A系には設置されています。
LCD表示器は全てのドア上にあります。
3000系では点滅式の路線図・LED・LCDと案内表示がやたらと充実していましたが、3000A系では細長いLCDにギュッとまとめられました。
ドア上には開閉動作ランプもあります。
七隈線全線の路線図表示です。
こちらはおまけの博多延伸開業前の路線図です。


























