フェリー「ぐすく」は沖縄本島の本部港と伊江島の伊江港の10.8kmを約30分で結んでいます。
通常は4往復ですが、夏季繁忙期や旧盆などは増便され、本島~伊江島唯一(*1)のアクセス手段として非常に重要な役割を担っています。
(*1) 伊江島には空港はあるものの、定期便の就航はありません。
■ 船内図
■ 4甲板 - 前部客室
■ 4甲板 - 中間客室
■ 4甲板 - 後部客室
カーペット席も2区画ありますが、どちらも優先席扱いとなっています。
■ 5甲板
■ お手洗い
多目的トイレは客室入口と並んだ位置にあります。
「ぐすく」は2018年就航のかなり新しい船です。
所要約30分の村営フェリーとは思えない立派さです。
僚船として「いえしま」も就航しています。こちらも2012年就航でまだまだ新しい船です。
「ぐすく」の定員は700名・乗用車搭載43台なのに対し、「いえしま」は626名・41台と少し小さく、航海速力も18ノットに対し16.3ノットと差があります。
(令和3年3月 伊江村船舶運航事業会計経営戦略プラン より)
4甲板の客室を船首側から順にお送りします。
前部エリアは南国らしいカラフルな座席が並び、船内で最大の座席数があるエリアです。
座席にリクライニング機能はありません。
背面テーブルはないものの、ドリンクホルダーがあります。
右舷側のみ2人掛けの座席となっています。
僅かながらコンセントのある席もあります。
最前列席からは前面展望を楽しめます。
テレビは船内に複数設置されており、私が乗船したときはそれぞれチャンネルが違いました。概ね映りますが時々途切れます。(チャンネルは固定です)
波が高いと、この窓まで海水が襲ってきます。
中間エリアには普通の座席に加えてボックス席が6か所あります。
ボックス席には大きいテーブルとコンセントもあり、食事や充電など活用できそうです。
後部エリアはポップな色の座席が並びます。最前列席は優先席となります。
自動販売機もこのエリアにあります。
座席の右奥に見える個室は救護室です。
カーペット席も2区画ありますが、どちらも優先席扱いとなっています。
船首方向へ振り向くとなんと売店があります。所要30分の航路でこれは凄い!
カーペット席は後部エリアの売店と座席の間に位置します。
外と客室間のドアには伊江島のキャラクター「タッちゅん」がいます。
そういえば「村営」フェリーでしたね。設備が立派すぎて忘れていました。
■ 4甲板 - 客室外部
お手洗いは一度外へ出る必要があります。
お手洗いの間を抜け、船尾側にベンチがあります。
奥の階段から5甲板へ上がれます。
こちらは3甲板へ下る階段。乗下船時に利用します。
踊り場を挟んで5甲板へ。
5甲板は丸テーブルとベンチがあります。
天気が良ければ沖縄の美しい海を外で満喫するのも良さそうです。
船首方面へ進むことはできません。
5甲板の船首寄りにはサロンがあります。
そのサロンですが、全ての窓にカーテンが引かれていたので入れるのかよく分からず…。
船内のご案内によると半円形のソファーがある空間のようです。
ウォシュレット完備の清潔なトイレです。
手すりが多いところに船内だということを感じます。
多目的トイレは客室入口と並んだ位置にあります。






























