■ 概要・エクステリア
電化はされているが需要の低い区間を担う、ワンマン運転対応の2両・2ドア車です。
前面はブラックフェイスで、警戒色の黄色とJR北海道のコーポレートカラーである萌黄色がアクセントに入っています。
側面は淡いピンク色で従来のJR北海道の電車とは異なる雰囲気です。
737という数字は電車より飛行機の印象がはるかに強いですね。
旭川方面の先頭車となるクモハ737側の車内です。
後述しますが、こちら側のみ機器室があり座席数が少なくなっています。
■ 座席・周辺設備
つり革は一部に低いものを交えながらずらりと並びます。
■ 車端部
クハ737の車端部にはお手洗いとフリースペースがあります。
■ お手洗い
個人的には737系いちばんの特徴だと思う27人掛け!!の超ロングシートです。
2ドアの電車だから実現できた長さで個人的には123系を思い出しました。
袖仕切りは網棚の高さまである大型のもので、座席は少し硬めな座り心地でした。
横から見るとこんな感じです。
優先席はセイコーマートのようなオレンジ色のモケットです。
フリースペースは各車両ど真ん中に1か所づつとお手洗い前に設けられています。
お手洗い前はドアが近く外気温の影響を受けやすいですし、通路がそこまで混み合う区間を走る車両でもないので2ドア車ならではの良い位置だと思います。
一部の窓は換気のためわずかに開けることができます。あまり見ない細さです。
クハ737の片側のみ車内中央寄りにも機器室や避難はしごの収納スペースがあり、ご自慢のロングシートもやや短くなっています。
基本的に前乗・前降のため、整理券発行機はこの位置のドアにのみあります。
半自動ドアボタンは当然あります。ボタン周囲が光るタイプです。
一部のドア上には札幌近郊路線図が掲出されていますが、737系が主として活躍するエリアの駅は見事に蚊帳の外となっています…
ワンマン運転に対応しており、先頭側には運賃箱が出現します。
JR北海道の電車は前面展望しにくく閉塞感のある印象でしたが、737系は窓が多く明るいです。
最後部側です。新規の車両なだけあり運賃箱も綺麗に収納されスッキリしています。
乗務員室と区切るドアのみガラスが少し下に長く、アクセントになっています。
先頭側の運賃モニターには運賃表が表示されますが、最後部側は運賃表無しで行先や駅名のみ表示されます。
駅名はこのモニターでのみ案内しており733系などのようにドア上のLEDは無いため、乗務員室から離れた連結部寄りの座席だと次駅を確認しにくいと感じます。
クモハ737の車端部は機器室で埋められています。
2023年運用開始の車両ですが、貫通扉は国鉄型のようなクラシックなものです。
クハ737の車端部にはお手洗いとフリースペースがあります。
この位置のフリースペースはお馴染みですが、737系については大きな窓があり保護者や介助者も座りやすい車両真ん中のフリースペースを選べるのでそちらが良いと思います。
お手洗いは真空吸引式で車椅子にも対応しています。
普通列車でも便座クリーナーを備えているのはとても良いです。
● 関連ページ
■ 撮影日
2024.08.01























