旅行記 / フェリーで行く四国旅

青春18きっぷ5回中3回分の使い道は決まっていましたが、残りの2回分を消化するために1泊2日で四国(と言っても愛媛県だけなのですが)へ行ってきました。
いつも片道は瀬戸大橋を使うので、四国への往復がどちらもフェリーとなるのは初でした。


■ 1日目

スタートは博多駅でしたが、特に写真を撮ることもなく下関着。
本州に上陸し、この辺からようやく旅が始まった気分です。

JR西日本の駅ながらSUGOCA専門だった下関駅は2023年春から晴れて自社のICOCAエリアの仲間入りをする訳ですが、JR九州仕様の自動改札機は取り替えられるのか気になるところです。

下関発岩国行きのロングラン列車に揺られ、ほぼ終盤の柳井港で下車します。


柳井港駅前にはちょっとしたレア標識が。

柳井港駅から柳井港へは国道を渡ってすぐです。
鉄道でのアクセスも非常に良いので便利ですね。

三津浜港行きの防予フェリー「おれんじじゅぴたー」に乗船します。


三津浜港からは徒歩で伊予鉄の三津駅へ。
柳井港ほどアクセスは良くありませんが、徒歩圏内です。

松山市駅へ到着です。オレンジの電車が行き交います。

ひとまずホテルへチェックイン。ホテル三番町さんに宿泊しました。
後ほどご紹介しますが、こちらにはとっておきのお楽しみがあります。

部屋に洗濯機があって驚きです。長期宿泊に良さそうですね。
そのほか色々と細やかなサービスが嬉しい快適なホテルでした。

松山に来たなら道後温泉は外せないので路面電車で移動します。

道後温泉本館は保存修理工事中です。

本館は過去に入浴したことがあるので、今回は別館・飛鳥乃湯泉へ。
ヌルヌルしたお湯はいつまでも浸かっていたくなる極楽でした。

歴史のある道後温泉において飛鳥乃湯泉は2017年オープンと新しい建物ですが、飛鳥時代の建築様式を取り入れており雰囲気も楽しめます。

ホテルに戻り、今度はホテルの"奥"道後温泉を楽しみます。
6km先の奥道後温泉よりバイプで引湯しているそうです。
道後温泉ほどのヌルヌルはありませんでしたが気持ちの良いお湯でした。


■ 2日目

ホテルをチェックアウトし路面電車で松山駅へ。
今度来るときは高架化してるのかなぁ、と思いながら三角屋根の駅舎を撮影。

松山からはキハ54形で八幡浜まで。
松山からは立ち客も出るほどで発車しましたが次駅で9割以上下車して拍子抜け。

八幡浜へ到着です。サークル状の駅名標がユニークです。

八幡浜駅から八幡浜港へは伊予鉄南予バスと宇和島自動車の2社がバスを運行しています。今回は伊予鉄南予バスの特急/三崎港口行きに乗りました。駅から少し歩いた営業所前から発車しており、今回のような短距離利用も可能です。

八幡浜港は2022年に移設され、非常に綺麗な建物です。

さて名残惜しいですが九州へ戻る乗船券を買いますか。
…あれ?
…財布が?
…無い?
あぁ、さっきのバスだな…

妙に冷静だったのですが、思い返せばパーカーのポケットに入れていた長財布がバスの席に座ったときにゴロンと転がり出たんだろうなと推測し、バス停に貼ってあった伊予鉄南予バスの営業所へ電話してみます。
電話をしてみると確認して折り返しますとのこと。

乗船予定だった臼杵行きは静かに去っていきました。辛い。

財布が無いと何もできないのでひたすらフェリーターミナルを散策。
映画館のチケット売り場のようなカウンターです。

散策中に折り返しの電話が。やはりバス車内にあったそうです。
営業所での引き取りを希望すると、到着予定は17時とのこと。
市内線だとこれほど遅くならなかったように思いますが、三崎特急線で落としたのが非常に痛かったです。
(ちなみに松山市駅→三崎口港で約3時間、八幡浜港→三崎口港でも1時間かかるロングラン路線です。)

ただいまお昼12時過ぎ。福岡まで帰れるんかいな…?
必死で調べると、別府行きに乗船して特急に課金すれば日付変更線を越える頃には帰宅できることが判明。ようやく一安心です。
なお入鋏済みの今日の18きっぷは全く元が取れなくなった模様。

17時まで金が無いのは変わらないので港周辺をぶらり旅。

八幡浜港の近くには道の駅八幡浜みなっとがあります。
金が無いので冷やかしのつもりで入ってみると、なんとスマホ決済可能! 
お買い物とみかんジュースの出る蛇口を楽しみました。一度やってみたかった。

頑張って時間をつぶし終え、歩いて伊予鉄南予バスの営業所へ。
親切に応対していただき、本当にありがとうございました。

別府行きの宇和島運輸フェリーに乗船。やっと九州へ戻れるっ…!!
予定が狂ったおかげ(?)で最新鋭の「れいめい丸」に乗船できました。
短距離航路とは思えない綺麗で快適な船でした。おすすめです。


帰ってきたーっ!

八幡浜港とれいめい丸が新しく非常に綺麗だったので別府港のレトロっぷりが際立ちます。こんな港も好きですけどね。

令和4年の現役施設とは思えない。

バスで別府駅へ。運転が荒かった。

別府~博多を列車で移動するなら大抵直通の特急ソニックを利用すると思いますが、この時間帯は珍しく小倉まで行く特急にちりんに乗車し小倉で更に乗り換えるのが最速でした。

小倉で接続を取るのはこれまた小倉では珍しい特急かささぎです。
新幹線に乗り換えるのが最速ではありますが、在来線特急でも間に合うことが分かったので九州ネットきっぷで少しでも節約を。

その後、なんとか無事に帰宅できました。
ちなみに乗船したフェリーが帰宅できる最終便でした。本当に良かった。

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年に何度も旅に出る自分ですが、財布を落とすミスは初めてでした…。
落とした場所の見当がつき、その通りの場所にあったのが幸いでした。
このブログで初めての旅行記がこんな内容でいいのか先行きが怪しいですが、今回の旅行記はここで締めくくりとしたいと思います。